水が下から上へ上がっていく不思議な動きで興味を惹かせたAnti-GravityがパワーアップしてGreenFundingに登場しました。




2年前、水が上に上がるように見えるデザインで目を惹いていた空気清浄機のAnti-Gravityが、加湿器機能の追加とより洗練されたデザインでパワーアップして帰ってきました。



以前のものはいわゆるマイナスイオン発生装置による空気清浄機でしたが、それがパワーアップされ、霧のような水が出る加湿器(多分超音波式)が付くようになりました。
デザインも以前の砂時計的なデザインからシンプルかつどこか神秘的なデザインに変更になりました。

空気清浄機としての機能

空気清浄機というと、身近なものだと空気を吸い込んで埃や有害物質を濾して吹き出すものを想像しますが、この空気清浄機は水からいわゆるマイナスイオンを発生させて空気中の有害物質と反応して無害化したり電気を帯びた微細な水に有害物質を吸着させて地面に落ちやすくしたりするといった効果を期待するものです。
プラズマクラスター発生器やナノイー発生器のようなものを思えばいいのかと思います。
ですのでフィルターを通して日常的に発生している埃を吸い取るタイプの集塵装置のようなものは期待できず、フィルターに付着した埃等で目に見えて効果が見えてくるものではありません。その辺り違うものなのだということは認識しておいた方がいいかなと思います。

マイナスイオンに水が必要?

全部ではないと思いますが、マイナスイオン発生器の多くは水を微細な状態分解して電気を帯びさせて発生させています。つまり、原料として水がある程度必要なのです。
多くの水を必要としていない発生器は、必要な水を空気中から結露等を利用して集める事で生成しています。ただこの方法だと空気が乾燥している時期には十分な量を発生させるだけの水を集められるかどうかが難しいので、安定的にマイナスイオンの発生をさせるために水タンクを用意するというのは悪い方法ではありません。
昔はマイナスイオン発生器の製品も水タンクを持っているものが普通で、大手メーカーのナノイーとかプラズマクラスターとかも水が必要だった時代があります。
今も大量のマイナスイオンを発生させるタイプの製品は、加湿器としての機能を持ったものや湿度の高い洗面所や風呂場で利用する想定の製品に多くつけられていると思います。
この製品も水タンクを持つことで安定的にマイナスイオンの発生を行うようにしているみたいなので、そちらは信頼できそうな気がします。

加湿器としての性能

プロジェクトのページの動画を見る限り、おそらく超音波式の加湿器としての機能を持っています。
ただ600mlの水を1日で使うぐらいの水しか消費しませんし、超音波で発生させた霧を部屋の中に送るような機能はありません。
おそらく2,000円前後で販売している超音波式の卓上加湿器程度と思っておくべきな気がします。
部屋の加湿をしたいと考えた場合、アイリスオーヤマとかもう少し基本性能のしっかりして水タンクの大きいものを買う方がいいでしょう。

デザイン性の高いマイナスイオン機能付き卓上加湿器

製品自体がないので想像でしかありませんが、この言葉がとりあえずこの製品の内容を説明する表現になるかなと思います。
卓上加湿器としてもマイナスイオン発生器としても高めといえば高めの設定なので、水が下から上へ行くように見える不思議な動作と家電らしくないデザイン性が主な価格なのかなと思います。
パッと検証してみて加湿器や空気清浄機としての機能は7,000円〜8,000円相当あればいい方?
そう思うとちょっと微妙になってきたな