NUARL N6 Pro2 (1) / 全体的に高精細な音の伸びとHDSSによる音の広がりがすごい : 狐丸の「これ買ってみました」

前回のAmazonタイムセール祭りで、購入するかどうか悩んでいたNUARLのN6 Pro2を購入しました。
当初はN10Proを考えていたのですけどね。特別なセールだったこともあって12,000円台で購入できたので思い切って買ってしまいました。

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NUARLとは

NUARLはエム・ティ・アイ株式会社という電子機器のOEM/ODMから貿易業務等さまざまな業務を行なっている会社が手がけるオリジナルブランドで個人向けイヤホン・ヘッドホン等を販売しています。

単純にあるものを組み立てて売るのではなく、ドライバー等まできちんと作り込んでいますし、他にはないデザイン性も高いイヤホンを販売されています。

イヤーピースは抗菌タイプで販売していたり、わざと外の音が聞こえるように設計されたものを販売していたりと独自性のとても高いブランドです。

N6 Pro2

N6 Pro2はその名前が表しているように、N6 Proの後継機という扱いです。
N6 Proで好評の独自開発した6mmダイナミックドライバーのNURAL DRIVER [N6]v5をパワアーップさせ、スピーカーの振動板に信号を送るボイスコイルに電気信号の応答性に優れる7N OCC(99.99999%（7-Nine）の純度の単結晶状高純度無酸素銅線）を使った "NURAL DRIVER" [N6]v5Xを採用し、内部の音声信号の配線にも高音域の音も伝えやすい銀メッキをした7N OCCを使っているなど、高級機のオーディオかのような素材を使った妥協のない後継機です。

落ち着いた赤色が魅了的なボルドー

今回購入したのは、ボルドーという赤いカラーのものです。
たっぷり入った赤ワインのような色合いで、とても落ち着いた色が格好いいです。
写真はちょっとライティングの関係で明るくなってしまってますが……。
この手のガジェットって白や黒が人気ですが、ボルドーはとてもおしゃれで男性女性問わずオススメです。もっとも割と大きいサイズのTWSなので女性の耳には大きすぎる可能性もありますが。

音孔の耳垢ガードのはネットタイプになってます。最近は金属製のガードもよく見かけるので耐久性はちょっと心配ですが、金属だと共鳴なんかも影響しそうだからそういった理由があるとかでしょうか？

大型筐体

N6 Pro2の筐体は最近小さい筐体ばかり使ってきたこともあるのか割と大きく感じます。

充電ケースをSoundpaets miniとANIMA ANW01と並べてみましたが、ケースからしてかなり大型です。
(Soundepeats miniの写真が歪んじゃってるのはご容赦ください…）

本体も割と大きいです。

ANIMA ANW01と並べてみましたが、かなり大きさが違うのがわかるかなと思います。
これだけ大きいと耳が重くて痛くなるんじゃないかと思ってしまいますが、わりと数時間つけてても大丈夫なんですよね。イヤーループのおかげかもしれませんが。

抗菌イヤーピースが付属

NUARLは抗菌タイプのイヤーピースを展開していて、N6 Pro2にも抗菌イヤーピースが付属しています。
NUARL Block Ear+という一般販売されているイヤーピースがS/MS/M/Lの全サイズパッケージに入れられています。

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NUARL Block Ear+ 抗菌シリコンイヤーピース（S/MS/M/Lセット）

このため、イヤーピースは箱から開けた時には本体には取り付けられていません。上の写真のように全て密閉パッケージに入れられた状態で箱に入っています。衛生面に配慮している感じがいいですね。
なお、一度開けたら再び封をすることができるようにはなってませんので一回とりだしたら使わないサイズも何処かに保管しておくといいでしょうね。

装着感

本体の筐体サイズが大きいので、割と耳からはみ出る形をしています。
これだけ大きいと、耳から落ちないかとか疲れないかとか心配になるところですが、つけてみるとしっかり安定していて落ちる心配も重さで疲れるような心配もありませんでした。イヤーループがかなりしっかり支えてくれていて、言うなればSoundepaets H1やインイヤーモニターのような耳を覆う大型のイヤホンをしているかのような安定感があります。

ただ、このイヤーループが結構大きいので耳のサイズによっては痛いと思うかもしれませんね。
ループもサイズ違いが入ってたりすると良かったのにとは思います。

操作性

N6 Pro2は左右のどちらにも3つのボタンがついていてどちら側でも同じ操作ができるようになっています。
よく、操作機能がTWSは左右のボタンでできる操作を分けてバリエーションを増やしていますが、N6 Pro2は左右どちらでも同じ操作ができます。その代わりアプリを使ってもボタン機能のカスタマイズはボリュームUP/DOWNと前曲/次曲の切り替えを4パターンから選べるだけと限定的です。

また、ボタンを押す方向が耳に押し込む形ではなく、本体を摘んで本体上側についているボタンを押すことができるようになっています。これでボタンを押した時にイヤーピースがベストポジションからずれてしまうのを防ぐことができます。

操作することもよく考えられていると思います。

音質

高音域から低音域まで伸びがあって響きの続く深みのあるサウンドを鳴らしてくれます。
そのため、聞こえてこなかったような伸ばしていたりフェードアウトしていたりするときの音の変化もちゃんと聞こえてくるので、曲の印象が少し変わったりもします。

よく響くので低音がそれなりに力強く出ます。とはいえ重低音というほどではないので多くの曲では聴きやすいぐらいのバランスだと思います。私がよく聞いてる範囲だと電音部の曲がいくつか低音が主張しすぎるかなと感じることがありましが、基本的に多くの曲ではとても明瞭かつ響きの良い音楽を楽しむことができます。

すごいと思ったのが、金属音やボーカルのサ行の音が全くといっていいほどささらないというところです。といってもその音域がフィルタリングされているかのような音の曇りは感じず、音の透き通った感じは維持されているので、"NURAL DRIVER" [N6]v5Xや配線素材の良さ等が影響してるのでしょうね。

音場

音場はN6 Pro2というかNUARLのイヤホンの1番の特徴と言ってもいいかもしれません。
HDSSという技術が使われているのですが、このHDSSのおかげで音が塊にならず広がりのある音が聞こえます。広がり方は曲次第のところはありますが、うまくマッチすると頭の外側にスピーカーを配置しているかのように、頭の外から聞こえてくるようなことがあります。
空間オーディオや360Reality Audioとまではいきませんが、とても広がりのある音楽が楽しめると思います。

マイク性能

N6 Pro2はマイクもしっかり作られていて、両側とも外側には耳の後ろの方と内側には口元の方へとcVc機能のついたマイクが用意されています。
このマイクが自分の話した声をしっかり拾ってくれてしっかり通話ができるようになっています。
iPhoneのボイスレコーダーでもしっかり音声を拾いますし、たまたま外出時にそれなりの交通量がある道路脇で通話する機会があった時にも何も問題なく相手と通話することができました。

電話を受けることがあったりテレワークで利用したりすることがある人にも良い選択肢になると思います。

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