Appleの今年の新製品のうち、AppleWatch Series 8は見送ったのですがiPhone14 Pro MaxとAirPods Proは購入しました。
AirPods Proは第2世代目になりますが、第1世代のAirPods Proは持ってないので比較という点ではなく、単純に単体でのご紹介をしようかなと思っています。
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まとめ

  • H2チップ搭載でANCが強化されただけでなく、適応型環境音除去で使用者の安全性も向上しています
  • 充電ケースにU1チップが搭載されたことでAirTag内蔵ケースとして利用でき、置いた場所を忘れたり落とした時もより探しやすくなります
  • 感圧センサーによるタッチ操作は誤操作が少なく快適です
  • 音は慣らし運転が必要かも


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H2チップ初号機のAirPods

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第2世代のAirPods Proは2022年9月23日より発売された新しいAirPods Proです。
Apple H2チップを採用した初のAirPodsでそれまでのH1チップから進化した新世代AirPodsシリーズの初号機ということになります。
パワーアップしたチップにより第1世代より最大2倍強力になったノイズキャンセリング、 適応型環境音除去による騒音の除去などの強力なノイズキャンセリング機能が追加され、専用に設計されたドライバーやアンプとの連携により使用者の耳に合わせて音を調整して原音に忠実なサウンドを再現するAppleの最新技術が詰め込まれたTWSです。

最大2倍の雑音を消すノイズキャンセル

AirPods Proの大きな特徴の一つといえばやはり強力なアクティブノイズキャンセル(ANC)ですね。
前世代のAirPods Proは2019年発売ということで随分長い期間が経過しています。発売当時はとても強力なANCでしたが世の中の技術はより進歩していてSONYやBOSEといったANCの先駆者であるメーカーはより強力かつ多機能なANCをフラグシップのTWSやヘッドホンに採用していますし、他のメーカーで同じような価格帯のTWSを発売しているメーカーもAirPods Pro同等以上のANCを採用するようになっています。
第2世代AirPods ProはH2チップを採用することで毎秒48,000回ものノイズキャンセルの演算を行い、第1世代の2倍の騒音を除去できるトップレベルのANCを実現しました。
(正直何を指して2倍なのかはさっぱりですが)

適応型環境音除去で耳に優しく

H2の高い能力を活かして、適応型環境音除去という機能が第2世代AirPods Proに追加されました。
ANCとは何が違うのかという気もしますが、こちらは85dB以上の非常に大きな音を可能な限り除去してくれる耳の保護のための機能という意味合いが大きいようです。
工事現場や地下鉄ホームなど耳を塞ぎたくなるような騒音を可能な限り除去してくれることで再生している音を聞こえやすくするだけでなく、聴力に影響が出そうな騒音から耳を保護してくれます。
さらにANCと違うのはこの適応型環境音除去は外部音取り込みのモードであっても動作するということ。ジョギングなどの運動で外出時に外部音取り込みモードにしていても非常に大きな騒音をできるだけ小さくして周囲の音はきちんと聞こえるようにするという事ができるため使用者の安全性をより高めてくれる効果もあります。

改良されたケース

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第2世代AIrPods Proは充電ケースもかなり進化しています。
一番大きな所としては、U1チップが組み込まれていることでいわゆるAirTag内蔵になった事です。
今までもBluetoothの接続を利用してAirPodsの場所を調べる事ができましたが、U1チップの搭載によりより正確な場所、それこそ部屋の中でどこに置いたっけという事も調べる事が可能です。

U1チップ内蔵になったことが大きいと思うのですが、スピーカーが内蔵されたのも大きな変化です。
AirPods Proを探すときにケースから音を出して探し出せるようにするというのが主な変化なのだとは思いますが、その他にもペアリング状態になった時や充電開始などでも音が出るようになって状態が分かりやすくなってくれています。

小さいながらも使い勝手を大きく改善してくれるストラップホールの追加という変更点もあります。
こういう小型デバイスはバッグの中に入れているだけでも行方不明になったりするものですから、ストラップをつけることでより失くしにくくしてくれる小さくて大きな改善点です。

ただ、これ良く付けたなーと思うのが個人的な感想。Appleはこういう必要性の低い穴を開けてデザイン性を損なうというのをかなり嫌っているという認識だったので、あると便利とは思いつつもストラップホール付きのケースにするようなデザインの変更をするとは全く思っていませんでした。
時代が変わったということですかね。

4種のイヤーピース

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第2世代AirPods Proはイヤーピースが4種類付属しています。なんでも第1世代からXSが追加されているとか。メッシュ構造なんかも変更があるらしく、前からあるサイズも同じイヤーピースではないようです。とはいえ、デザインは変更がないので使用自体はできると思いますが。
いつも通りサイズも計測してみました。
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サイズ,XS,S,M,L 外径(A), 9.8 x 11.0, 10.1 x 11.5, 11.3 x 12.6, 12.9 x 14.3 内径(B), 3.6 x 4.8, 3.6 x 4.8, 3.6 x 4.8, 3.6 x 4.8 高さ(C), 6.8,7.8,7.8,7.8 傘の厚さ(D),0.4,0.4,0.4,0.4 ※手元での実測サイズとなりますので、公称サイズとは違う可能性があります。

ノズル側のサイズは一般的なイヤホンと違ってAirPods Pro共通なので省略しました。
XSサイズだけは高さも違いますが、基本的に外側の傘のサイズだけが違う構造になっていますね。しかもサイズ感は計測誤差を考えても独特なサイズな気がします。これは普段使っているサイズから察するのがちょっと大変ですね。
大体の目安としては、直径の短い方と長い方を足して割ったサイズでざっくりと考えるといい……はずです。
イヤーピースがちゃんとフィットしているかどうかはiPhoneの機能で調べる事ができるので、実際に耳につけた上で機能でテストするのがいいのかなと思います。

タッチコントロール

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AirPods Proは窪みが付いていてここがタッチセンサーになっています。

通話コントロール
操作,動作 1クリック,通話開始・終了 2クリック,着信拒否
音楽コントロール
操作,動作 1クリック,再生・一時停止 2クリック,曲送り 3クリック,曲戻し・頭出し 長押し,ANCモード切替 上スライド,ボリュームアップ(1ステップ) 下スライド,ボリュームダウン(1ステップ)
AirPods Proのセンサーは感圧センサーになっているので、操作のための単位(?)をタップではなくクリックとしました。
感圧センサーは静電容量のようにタッチするだけで反応するわけではないのでステム部分をつまむような動作が必要になります。その代わり触れただけでは反応しなくなるので誤操作を減らす事ができます。静電容量のセンサーが反応するのは何も指だけじゃないですしね。

製品発表時に音量のアップダウンをスライドで変えると聞いた時は調整難しそうだなと勝手に思っていたのですが、思っていたものといい意味で違いました
音量の調整は1ステップずつアップダウンするだけで、スライドする量や位置で音量が決まるわけではありませんでした。音量を大きく変える際にはちょっと不便ですが、その際はiPhoneやAppleWatchを操作してくださいって事ですよね。そりゃそうだわ

ファーストインプレッション

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まずはエージングを……と思いましたが、現時点での使用感を書いておきます。購入直後から早速使いたい方もいると思いますしね。エージングもどこまで変化あるか分かりませんし。

装着感

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いつもの汚いおっさんの耳の画像です。拡大画像閲覧非推奨
耳に入れても外側にはみ出る量はほとんどなく、顔に密着したコンパクトさが分かります。
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デザインとしてはほぼ第1世代AirPods Proとほぼ変わらないらしく、第3世代AirPodsともほぼ変わらないデザインになっているので装着感もよく似ています。それだけAppleはこのデザインに自信を持っているのでしょうね。
もちろん、オープン型のAirPodsとイヤーピースによる密閉型のAirPods Proでは安定感が格段に違っていて、密閉感だけではなくイヤーピースという支点が増えることで多少動いても抜け落ちることはないだろうなという安心感があります。

ANCの効果

第1世代AirPods Proを持っていないので2倍強力なというのは正直分かりませんが、かなり強力なことはとても分かります。
当然AirPods MAXのようなヘッドホンほどではありませんが、その強力なANCは低音の周期的な音を中心に無音のようにしてくれますし、人の声などもボリュームをかなり下げてくれるのでかなりの静かな状態を作り出してくれます。
あまりに強力に音を消してくれるために音楽等を再生していない状態で耳につけたままだとトンネルの中に入ったような圧迫感を感じてしまうほどです。
もしずっとつけたままでいるのであれば外部音取り込みモードに切り替えたほうがいいです。耳栓みたいな使い方にはあまり向いているとは思えませんでした。
私は数分ほど何もせずANC効果試していたらちょっと気分悪くなりました

外部音取り込みの効果

反対に外部音取り込みはとても評価高いです。まだまだわざとらしい音になるところがないこともないのですが、まるでAirPods Proをスルーしているかのような自然な音で周囲の音を取り込むことができています。
先日ヘッドホン祭りで聞いたJabra Elite 5ほどの自然さはないもののAirPods MAXよりもかなり自然で外出先でイヤホンを外すのは充電する時だけみたいな使い方も十分できそうな印象でした。

音楽再生について

まずはエージングする前の状態の感想を書いてみます。
この後10時間ほどエージングしてからまた感想を書こうかなと思っていますが、購入当初はこんな音に感じましたということを書いておこうかなと。エージング後何も変わらない可能性もゼロではないのですが。

まず、全体的なイメージですが、強調されたドンシャリ感の高いサウンドといったイメージでした。

中低域は輪郭が画像編集でシャープ効果を最大限かけたかのような輪郭のはっきりしつつわざとらしく尖っている音に感じました。
そのため音の分離感はとても高くて一つ一つの音がしっかりしてはいます。が、なんだかそのために尖って刺さるような音になっている場合がとても多かったです。
さらに低域はたまに出し切れていない感じがあって不意に他のサウンドの後ろに隠れてしまうような事がありました。安定するのにちょっとかかるかも。

高音域はちょっとシャリシャリ感が強いですね。高音域は先細ることなく力強い発音ができているのですが伸びが少し足りなく感じるのと、中低音の時のようなシャープ感の影響を受けているのか所々鋭利な刃物のように尖った音になってきます。本当に「これ耳痛くなるやつ」って思ったほど

と、まあなんだかダメ出しばかりしたような感じになってしまいましたが、AirPods Proの音が全然ダメだと思ったわけじゃないですよ。
あ、これはエージングで慣らし運転しないとちゃんと評価できないやつだって思っただけです。
現状でも十分1万,2万のTWSでは出ない品質の音になっていますが、エージングすることでシャープ感がマイルドになればさらに高いレベルになるなと思っています。


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以上、Apple AirPods Pro (第2世代)の使い始めのご紹介でした。
まずはエージングで慣らし運転をして、そしたらまた記事を書こうかなと思っています。
ちょっと音については良いとこ無いなみたいな書き方になってしまってますが、そんなことはないです。ちゃんと解像度の高くてパワーもあるサウンドにはなっているので、ちゃんと使い込めばいい音になるポテンシャルはしっかり感じられますので、買おうと思ってこの記事を読んでしまった方は安心してください。
AirPods Proのイヤーピースは基本的に専用品なのでお財布に優しくはないのですが、少しずつこちらも揃えてレポートするつもりです。


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