今日はddHiFiというメーカーから2022年12月に発売されたST35というイヤーピースを購入したのでご紹介します。
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まとめ

  • 厚めの傘と馴染みのある形状をしたスタンダード形状のイヤーピースです
  • 透き通った高音と低音域から高音域までまとまりがあってダイナミックというよりは上品な音になります

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    朝の空気のようなチューニングスタイルを変えないイヤーピース

    なんのこっちゃですが、ST35の特徴として製品ページにはこう書かれています。

    This unique sense of listening is unbiased and does not change the tuning style, just like the morning air, clean and peaceful, the sound of each instrument is more independent and the borders defined.

    (日本語訳)
    偏りがなくチューニングスタイルを変えない独特なリスニング感覚で、朝の空気のように清らかで穏やかであり、それぞれの楽器の音がより独立して境界線が明確になります。
    チューニングを変えない素直なサウンドであることと、分離感のあるサウンドであるってことなのでしょう。朝の空気というのはクリアな音って事なのかな……?

    HS35はddHiFiというメーカーにより2022年12月17日に発売されたイヤーピースです。
    ddHiFiは2017年にできた比較的新しいオーディオメーカです。いわゆる中華系メーカーですが、高級感のあるデザイン性が人気のメーカーです。
    製品群もイヤホンだけでなく例えばイヤホンやDAPを持ち歩くケース、Walkman用のアダプタなど周辺アイテムも充実していて興味深いです。


    ST35の外観

    st35_03
    ST35の見た目はこんな感じのイヤーピースになっています。ddHiFiが好んで使っている若草色のシリコンとオレンジ色のシリコンによって成型されています。
    シリコン素材は医療グレードのものを使用しているため肌への負担も少なく安心して使用することができ、さらにST35の表面に肌に優しいコーティングを施すことで快適な装着感を得られるようになっているとのことです。

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    イヤーピースをめくってみると、軸にくびれがついています。Spinfitのように耳の角度に合わせるようにしてフィット感を上げる仕組みになっているのかも。
    ただ、素材がちょっと厚めなこともあってちょっと硬いです。


    ST35の内側

    ST35の軸の部分はちょっと複雑な構造になっています。軸の前後で二つの部屋があるような構造になっています。
    st35_10
    スマホで確認できる耳かきを使って撮影したので不鮮明にはなっていますが、上記写真は軸のオレンジ側から二つの部屋を確認できるようにしてスクリーンショットを撮ったものです。
    本当は興味深かったので切断しようかなとは思ったのですが……勇気が出ませんでした

    ノズルからでた音が直接耳に入るのではなく、二つの部屋を通って反響することでなんらかの音響効果を狙っているのだとは思います。JVCから発売されているスパイラルドットシリーズのイヤーピースのようなノイズ除去効果とか……?
    詳しいところはメーカーページにも触れられていないのでわかりませんが、音の反射などを計算されたイヤーピースなのかもしれないということが伺えますね。


    ST35のサイズ

    今回購入したのはMサイズです。1製品に3ペア付属してるので全サイズあってもいいのにとは思うんですけどね。ひとまずMサイズを実測してみました。
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    サイズ, M A(外径), 12.0 B(内径), 3.4 C(内径), 3.4 D(高さ), 8.6 E(厚さ), 0.5 ※手元での実測サイズとなりますので、公称サイズとは違う可能性があります。

    購入したMサイズは製品ページではサイズが12.5mmとなっている一方、実測値は12.0mmでした。これが12.4mmとか12.6mmとかならまだ誤差って思えるのですが、0.5mmは結構でかんですけど……。試しに12.5mmにノギスを合わせてみてみたのですが、目に見えるぐらいの隙間があいてたのでこれはないかなと。3セットあるので他のも確認してみましたがどれも同じぐらいでしたので個体差というのもちょっと。

    設計が間違ってるとかそんなところではないのでしょうが、ちょっと作りが甘い感じはありますね。イヤーピースもよくよく見ると途中に段差がない作りになっているものの、端の方にバリが多少見受けられます。


    ST35のケース

    最近はなんだかケース付きで販売するのが流行っているのでしょうか? ST35にもイヤーピースを持ち運べるキャリングケースが付属しています。
    st35_02

    ケースは食器などにも使われるグレードのポリカーボネートやポリプロピレン素材が使われています。プラスチック製のコップやお皿などに使われている素材ですね。
    面白いなと感じたのは、乾燥剤入りなところ。イヤホンもそうですが、イヤーピースも保存状態が悪いとカビ生えますからね。当然カビが生えたイヤーピースなんて安心して使えませんから、保存状態を良くするのに乾燥剤入りというのは好印象です。
    かといってなければ必ずカビが生えるというものでもないので、不要だと思ったら取り出して他の小物を入れておくのもありです。製品ページではmicroSDカードなどが紹介されています。
    また、乾燥剤を有効利用するにしても乾燥剤の限界まで湿気を吸い切ったら当然効果が無くなるので定期的に交換するようにしてください。


    ファーストインプレッション

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    今回、final ZE2000とNUARL N6 Pro2でつけて軽く試聴してみました。

    ZE2000の場合は元々が浅い付け心地なのでST35の背の高さはちょうどいいぐらいの深さに入る感じで付け心地は悪くないです。
    一方、N6 Pro2の場合は元々がそれなりに深いところに入るタイプなので、今回買ったST35のMサイズだとBlockEar+ 6のMサイズよりも小さくなるのですが耳に入れたときは少し大きめに感じますし、耳の奥まで入りきらないのでイヤホンが外側にずれてしまいました。使えないわけではないのですが、ちょっと気になるところです。

    音に関してどちらのTWSで使っていても感じるのは、定位感がまとまっているなと思うところです。音が固まってしまっているということではなく、低音域から高音域まで前方に音源があってそこから聞こえてくるような定位感があります。
    音がダマになってるかどうかですが、こちらはしっかり分離されているのを感じられるのでデュエット曲でしっかりとそれぞれのボーカルを感じられるような音になっています。

    個別に音を感じてみると、低音域の位置が少し離れる事もあって頭を揺らすような振動としての響きが減り、迫力としては多少減少したように感じました。
    一方、高音域の音はクリアさが高く済んだ音になっていて空気というの冒頭の商品説明がわかる感じです。

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    以上、ddHiFi ST35のご紹介でした。
    総合的には低音から高音までバランスのいい音量で鳴っている事もあって、音の定位と合わさってとてもまとまりのあるサウンドになっていると感じました。
    ダイナミックで楽しい音を求めるようり、上品で繊細な音を楽しみたいという時にピッタリはまるイヤーピースかなと思いました。

    この記事がもし参考になれば幸いです🙇🏻‍♂️


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