究極の没入感でゾーンへと導くハイグレードディープマウントイヤーピース

radius HP-DME2ことディープマウントイヤーピース ZONEは形状やサイズ、位置調整ができるダブルスリットなど基本的構造はディープマウントイヤーピースと変わらないようですが、素材に医療用級の信越化学工業のLSR（液体シリコンゴム）を採用し、耐久性や快適性を向上させています。

radius ディープマウントイヤーピース ZONEについては先日記事にしています。
radius ディープマウントイヤーピース ZONE / 液体シリコンでフィットが感向上したディープマウント

TE-W1の最初の記事も興味あれば読んでもらえるとさらに嬉しいです
AVIOT TE-W1 / 重低音ながら中高音域もしっかりしたバランスのTWS

付属イヤーピースと比較

イヤーピース比較

付属のイヤーピースはMサイズ、ZONEはSサイズを選んでいます。

サイズ,ZONE(S),付属(M) 外径,11.3,12.4 内径,3.8,4.5 高さ,9.5,6.5 厚さ,0.4,0.5 ※手元での実測サイズとなりますので、公称サイズとは違う可能性があります。

並べてみるとZONEとのイヤーピースの高さの違いがよくわかりますね。
そのために耳の奥まで入れるために1サイズ小さいものを選んで使っています。

装着時比較

実際に装着してみると大きさの違いがさらに際立ちます。
でも透明なイヤーピースはTE-W1に似合いますね。中の金色のノズルが見えて格好いい。

収納

ZONEを使う上で問題になるのが、蓋が閉まらないこと。
高さがあるために、ケースに入れた状態でも常にイヤーピースがケースに当たってしまっていますし、蓋を押し込んだとしてもイヤーピースに押し戻されてしまい蓋がしっかり閉まりません。

ただ一応、蓋を押し込むとTE-W1の電源は切れてくれてスマホなどと切断してくれます。
だけどTE-W1がケースから浮いてるせいで充電が開始されないという問題が残ります。
どちらにしろ、常用するのはちょっと難しいイヤーピースですね。

比較レビュー

使用感比較

ディープマウントZONEはどのサイズも付属イヤーピースと比べると背が高いので装着したときにちょっと奥まった位置で固定されます。そのため気持ち小さめのサイズでためしてみるといいかもですね。私の場合はMサイズだと大きすぎて耳の奥に入らず本体が耳からちょっと浮いてしまっている状態に。Sサイズでしっかりと耳の奥でも本体でも固定できて安定しました。

付属のイヤーピースと比べて耳の奥の方でイヤーピースの太い部分が支える事になるので、つけ心地としてはかなりしっかりしています。軽いつけ心地ではないですね。

大きなサイズを選ぶと使っている最中に頭痛になったり外した時に耳がヒリヒリしたりするのできをつけてください。

もともとの本体の形状のお陰で遮音性は十分高いものになっているのでイヤーピースを変えたことでの遮音性には変化を感じられませんでした。

定位感比較

付属のものと比べて左右の広がりは狭くなるのですがその分センターの奥行きが出ます。

奥行きの三角形がより鋭角になったようなイメージでしょうか。

音質比較

TE-W1は低音強めなモデルですが、ディープマウントZONEをつけることによってさらに低音域が太く、重くなっています。

重低音さにかなり舵を切ったかのような音になっているので人によっては低音の爆音具合に邪魔に感じることがあるでしょうし、高音域のノイズも付属より強めになっているので多少耳障りな部分が出てきます。

ただ、それでも重低音さを期待して購入された方には試してもらいたいなって思うイヤーピースです。ケースのフタがしっかり閉まらない問題は抱えてますが……

気になる方、購入を検討してる方の参考になれば嬉しいです。
よろしければ感想等コメント残してもらえるととても励みになります。気が向いたらで結構ですので。